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ALMC Championships 2009


決勝 : 佐宗一歩 vs 浅原晃

Written by Keita Mori

それが「いつもの」大会であるならば、チャンピオンは佐宗一歩だった。

なぜなら、彼は 7 回戦を 6 勝 1 分( 2 Bye 含む)という完璧なスコアで勝ち上がり、予選最終戦では浅原晃との直接対決を二連勝でスウィープし、順位表の一番上にその名をしっかりと刻みつけているからだ。

予選最終ラウンドで、佐宗(右)は浅原を 2-0 で倒している
予選最終ラウンドで、佐宗(右)は浅原を 2-0 で倒している

しかし、この ALMC Championships をプレミアムなイベントとしてプロデュースした張本人が AMC 主催の佐宗一歩であり、LMC 主催の宮坂健であった。「レガシーにも檜舞台を」という佐宗と宮坂の思いは 60 人を超える参加者という(レガシーフォーマットとしては異常値と言っても過言でない数の)参加者によってむくわれ、浅原晃をはじめとした日本の競技コミュニティを代表するプロプレイヤーたちをも惹きつけるイベントが実現した。

再戦はかたい握手からはじまる
再戦はかたい握手からはじまる

ALMC が「いつもの」大会であるならば、チャンピオンは佐宗一歩だった。

しかし、佐宗自身がこの大会をプレミアムなものとしたために、彼が倒したはずの最大のライバルはリベンジの機会を、すなわちプレイオフというチャンスを手にすることができた。

Game 1

先手の浅原がキープした初手
先手の浅原がキープした初手

赤黒緑の Aggro-Loam と呼ばれるデッキを駆った浅原晃は初手 7 枚をマリガンすることなくキープ。デッキ名の Aggro とはアグレッシブに攻めるデッキが一般的に冠するもので、Loam とはすなわち《壌土からの生命》である。《不毛の大地》、サイクリング土地、フェッチランドといった強力な特殊地形を循環させて大きなアドバンテージを稼ぎ出すコンボをベースに、《突撃の地鳴り》で火力に投じるシナジーなども搭載されている。アタッカーとして印象的なのは、おなじみの《タルモゴイフ》と、土地がらみのトリックによって一気に肥大化する《田舎の破壊者》だ。

後手の佐宗がキープした初手
後手の佐宗がキープした初手

対する、いや、迎え撃つ暫定王者のデッキは Team America とよばれるクロック・パーミッション。黒い手札破壊と除去、青いドロースペルとカウンター、緑からは《タルモゴイフ》や(サイドボードもふくめて)《破滅的な行為》といったカードを採用できる万能なアーキタイプだ。一説によると、その万能さをアメリカ軍に喩えて命名されたという。

先手浅原がフェッチしてきた《Taiga》《不毛の大地》で佐宗が破壊するという第 1 ターン。続くターンに浅原は《Badland》からの黒マナで《カラスの罪》をプレイし、佐宗は手札から《殺し》を捨てることを選択した。《カラスの罪》も「回顧」メカニズムと《壌土からの生命》の相性の良さから採用されている手札攻撃呪文だ。

後手の佐宗はふたたび《不毛の大地》によって《Badland》を破壊し、ゲームをスローダウンさせにかかる。

浅原はサイクリング土地である《忘れられた洞窟》のタップインからマナ基盤の再構築をスタート。対して佐宗は《Underground Sea》セットから黒マナを生成し、《思考囲い》で浅原の手札を攻撃。浅原の手札は 3 枚の土地と 2 枚の《タルモゴイフ》だった。佐宗の手札破壊によって 1 枚目の《タルモゴイフ》はディスカードさせられ、2 枚目はフォーマットを代表する妨害手段である《Force of Will》によって打ち消されることとなる。佐宗一歩としては、これで目視確認した浅原の脅威はすべてさばいてみせたことになる。

佐宗は巧みな動きで黒マナを確保してクロックをかけた
佐宗は巧みな動きで黒マナを確保してクロックをかけた

佐宗の、Team America の勝ち筋は、相手のゲームプランを妨害しつつ、自陣にダメージクロックを設置してライフを攻めるというもの。手札の《墓忍び》を二つ目の黒マナが見つからないためにプレイできずにいた佐宗は、トリッキーなプレイを披露することになる。まず佐宗は《Undergrond Sea》から黒マナを浮かせ、《Tropical Island》からの青マナで《渦まく知識》をプレイ。それを自らの《目くらまし》でカウンターし、その《目くらまし》のコストの支払いとして《島》を手札に戻す際に《Underground Sea》を選択した。こうして一連のスタックを解決してから手札に戻った《Underground Sea》をセットし、2 つ目の黒マナを確保したのだ。こうして、5 点ずつ、4 回のアタックでゲームを決定づける《墓忍び》がプレイグラウンドに着地した。

Tombstalker

佐宗が《渦まく知識》でライブラリーをまさぐったように、浅原もまた《師範の占い独楽》を活用して善後策を講じた。そして浅原は《田舎の破壊者》にたどりついた。《師範の占い独楽》によってライブラリーの上 3 枚を操作できる浅原の《田舎の破壊者》はみるみる巨大化していく。

Countryside Crusher

結局、X=2 で《壊滅的な夢》を浅原が詠唱し、これが決定打となった。両者のマナ基盤が完全に破壊され、強大なサイズに成長した《田舎の破壊者》の猛攻に対して、《墓忍び》はただのチャンプブロッカーとなってしまったのだ。

【MTG】ALMC2009 決勝戦1【Legacy】

2009-01-19
再生: 8,621
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【MTG】ALMC2009 決勝戦1【Legacy】 (16:12)
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すっきりした場だ この程度で遅延とか馬 aho ここまで基本地形なし 不毛の使い方が...

Game 2

後手の浅原がキープした初手
後手の浅原がキープした初手

浅原 「予選最終戦、ID を断って戦った甲斐がありました。なぜなら、彼のサイドボーディングプランとか、プレイの癖であるとか、非常に参考になる様々なことがわかったからです」

戦前、佐宗との再戦にあたってのインタビューで、浅原は予選第 7 回戦の、0-2 で完敗を喫したマッチのことをこう語っている。

浅原 「……スイス(※予選ラウンド)で何回負けても、最後にプレイオフで勝てばいいんです」

先手の佐宗は痛恨のダブルマリガン
先手の佐宗は痛恨のダブルマリガン

大舞台で佐宗をおそったのは……痛恨のマリガニングトラブル。

苦しい二度のマリガンの後に、佐宗はワンランドの手札 5 枚をキープせざるを得なかった。

それでも、《不毛の大地》《もみ消し》し、《師範の占い独楽》《目くらまし》して再序盤の展開では必死の防御を見せた佐宗。

しかし、浅原は淡々と緑色の怪物を盤面に連続展開し、ダメージレースを開始した。まもなく、2 体の《タルモゴイフ》という名の暴風雨により、わずか 3 分にも満たない長さの動画が ALMC Championships 最終戦の公式記録として残されることとなった。

【MTG】ALMC2009 決勝戦2【Legacy】

2009-01-19
再生: 3,238
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マイリスト: 4

【MTG】ALMC2009 決勝戦2【Legacy】 (02:56)
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ただこの時点でスナフ

浅原晃が ALMC Championships 初代王者に戴冠!
浅原晃が ALMC Championships 初代王者に戴冠!

Akira Asahara is the ALMC Championships 2009 Winner!!

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